地域おこし協力隊通信 vol.115 東京藝術大学『藝祭2025』学生制作作品“御輿”に「岡倉天心・北茨城市長賞」を授与しました!

公開日 2025年09月17日

地域おこし協力隊 〜富士ケ丘Favoratory(フジガオカ・ファボラトリー)〜

 富士ケ丘から自然や文化など、土地の”FAVORITE(お気に入り)”を見つけて、そこから作品を作り、発信していく"LABORATORY(実験室)”という思いを込めて、

地域おこし協力隊や集落支援員とともに地域を盛り上げてくれる人々のチームを「富士ケ丘Favoratory」(フジガオカ・ファボラトリー)と名付けました。

地域おこし協力隊通信では、富士ケ丘での取組をはじめとした、芸術によって地域を盛り上げる活動を発信しております。

 

vol.115 東京藝術大学『藝祭2025』学生制作作品“御輿”に「岡倉天心・北茨城市長賞」を授与しました!

 東京藝術大学の大学祭『藝祭』では、毎年入学して間もない一年生が学科や専攻ごとにチームに分かれて御輿を作り、大学から上野公園を練り歩き、

さらに賞を競うという伝統行事があります。(「藝祭2025」のHPはこちら

 芸術によるまちづくりを推進する北茨城市では、岡倉天心や日本美術院との繋がりを持つ東京藝術大学の芸術活動を支援するため、藝祭における

神輿パフォーマンスに対する賞の一つとして「岡倉天心・北茨城市長賞」を授与しております。

 今年は9月5日(金)に開催された「藝祭2025」に行ってきました!

 

《開口一番》

一夏の思いを込めた神輿を肩に、オリジナルの法被を身にまとって練り歩く学生たち。

開会式にあたる「開口一番」の舞台、上野公園内竹の台広場に、4基の神輿が勢揃いする様は圧巻でした!

今年は台風の影響であいにくの天気となり、開催が危ぶまれましたが、学生の若さと元気で雨の中の開催となりました。

12:00になり、毎年恒例のサンバ部による演奏がスタートしました!

  

日比野学長の雨にも負けないご挨拶に、学生たちのテンションはさらに上がりました。

《御輿パフォーマンス》

12:20からは、待ちに待った神輿パフォーマンスです!各チームが賞を競って練習の成果を発揮します。

「藝祭2025」の賞(表彰順)は以下のとおりです。

 ○KOMOGOMO展賞
 ○藝育会賞 
 ○江戸川区あーとtoともに賞 
 ○岡倉天心・北茨城市長賞
 ○上野観光連盟賞
 ○神田明神賞
 ○サイバーエージェント賞
 ○マケット賞・藝祭委員賞
 ○上野6丁目商店街連合会賞
 ○学長賞

賞の受賞を目指し、学生の皆さんはパフォーマンスを行います。

「藝祭2025」のテーマは『たまゆら』

学生たちがこの日のために時間と労力をかけて制作した神輿、練習してきたパフォーマンス、

岡倉天心・北茨城市長賞はどの団体が受賞するのでしょうか。

 

トップバッターは、「デザイン・芸術学・作曲・弦楽器」チームのパフォーマンス。

『藝大門担ぎ蛙』

たまゆら、一瞬の揺らぎに魂を燃やせ
通り抜けるだけの道に意味はない積み上げたものを背に、未来へ跳ねる
ひっくり返す覚悟があるか。(藝祭HPより)

  

 

続いて、「彫刻・先端芸術表現・音楽環境創造・管楽・ピアノ」チームのパフォーマンス。

『祭りと夢幻』

光がにじむ夜の路地
水面に映る提灯と金魚の舞。
ゆらりゆらりと泳ぐその鰭は祭の熱に溶けてゆき幻の世界へと誘う(藝祭HPより)

  

 

続いて、「油画・建築・声楽・打楽・指揮・古楽・オルガン」チームのパフォーマンス。

『盆栽』ー苔のむすまで

辿り着かない一瞬を追い求めて修久の時をさまよう私たち。
大樹の如く成熟せよ。
苔の生すまで。(藝祭HPより)

  

最後は、「日本画・工芸・邦楽・楽理」チームのパフォーマンス。

『麒麟』ー祝祭を駆ける

太平の世、幸せを招く神獣ー麒麟。
晩夏の風が天を渡り、陽の光が地を照らすころ。
人々が争いを忘れ心をひとつにするとき、その姿をあらわす。(藝祭HPより)

  

以上、4チームそれぞれが個性を発揮した特色あるパフォーマンスを行い、会場は大いに盛り上がりました。

果たして、今回「岡倉天心・北茨城市長賞」に選ばれるチームは一体どこでしょうか・・・!?

 

御輿表彰式

学生の皆さんが雨に打たれる中、賞の発表が進みます。

そして、「岡倉天心・北茨城市長賞」の順番がやってきました。
「岡倉天心・北茨城市長賞」に輝いたチームは・・・

『藝大門担ぎ蛙』「デザイン・芸術学・作曲・弦楽器」チームの皆さんです!

今年は当市の地域おこし協力隊である徳本萌子隊員が授与いたしました!

最後は「岡倉天心・北茨城市長賞」を受賞した「デザイン・芸術学・作曲・弦楽器」チームの皆さんと記念撮影。

皆さん、受賞おめでとうございます!

   

北茨城市では岡倉天心との縁から、東京藝術大学の講師や学生の方を招き、子どもを対象としたワークショップを行うなど、交流を続けております。

引き続き、藝大の皆さんと交流を深めながら、芸術によるまちづくりに取り組んでいきたいと思います。

学生のみなさん、実行委員のみなさん、雨の中、お疲れ様でした。また、来年楽しみにしています!

 

《過去の岡倉天心・北茨城市長賞受賞作品》

【藝祭2024】

「分断された人々。孤独と悲しみが蔓延る世界は、救世主を求めていた。今、希望の翼が舞い降りる。ガルーダよ、「えん」を紡ぎ、高く舞い上がれ。」(藝祭HPより) 詳細はこちらをご覧ください。

  

 

【藝祭2023】「カオスな街、東京。この街は様々な文化を吸収し、光を放つ。この街で駆け回る一つの大きな影。たくさんの色を交え、どんな色に輝く。」(藝祭HPより) 詳細はこちらをご覧ください。

  

 

【藝祭2022】「数百年に一度、蝶の庭に姿を現す聖獣」、「姿を見たもの全てに幸福を与える」                          

新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの実地開催 詳細はこちらをご覧ください。

  

 

【藝祭2019】「進化の続きを、いまここで。」(藝祭HPより)

  

 

【藝祭2018】「かわいそうなぞうが 今ふたたび上野に花を咲かせる」(藝祭HPより) 詳細はこちらをご覧ください。

  

 これまでの地域おこし協力隊の活動もぜひご覧ください☆

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