公開日 2016年10月04日
北茨城市消防本部旧庁舎(中郷町下桜井)にて「M6地震により倒壊した家屋の中に住人が取り残されてしまった」
という想定のもと、要救助者(取り残された住人)を安全に救出する為の基本的知識・技術の向上・安全管理体制を構築することを目的とし、
高萩市消防本部と合同の救助活動訓練を実施しました。
9月5日(月)・6日(火)・・・北茨城市消防本部 職員
9月27日(火)・・・北茨城市消防本部・高萩市消防本部 合同訓練
訓練では、ドリルで壁に直径約3センチの穴を開け、画像探索器で要救助者の状態や倒壊状況、堆積物、危険物などを確認。
次いで専用のカッターや削岩機、ハンマーなどを使用し厚さ約20センチの壁を破壊し、閉じ込められた要救助者を助け出す。という活動訓練を実施しました。
訓練開始・訓練要領の確認
削岩機等を用いて壁に穴を開ける作業
エンジンカッター・ハンマー等で壁・床を破壊
開口部の設定
今回の合同訓練により近隣の消防本部とのさらなる連携強化を図ることができました。
今後も市民の安全安心を守るため、日々救助技術の向上及び維持管理に努めていきます。
ブリーチングとは・・・
震災現場で倒壊建物により生き埋めになった人を探し出し、救出するために開口部を作成するものです。また、ブリーチングを行う方向として、床面等に穴を開ける下方向、壁などに穴を開ける横方向の2種類があります。
ダーティーブリーチング
開口部付近に要救助者がいない場合、早急に開口部を設定する。
クリーンブリーチング
付近に要救助者がいる場合にコンクリート片や落下物を最小限にし、やさしく開口部を設定する。