地域おこし協力隊通信 vol.68 東京藝術大学『藝祭』学生制作作品「御輿」に市長賞を創設しました!

公開日 2018年09月12日

地域おこし協力隊 〜富士ケ丘Favoratory(フジガオカ・ファボラトリー)〜

 富士ケ丘から自然や文化など、土地の”FAVORITE(お気に入り)”を見つけて、そこから作品を作り、発信していく"LABORATORY(実験室)”という思いを込めて、地域おこし協力隊と、協力隊とともに地域を盛り上げてくれる人々のチームを「富士ケ丘Favoratory」(フジガオカ・ファボラトリー)と名付けました。あなたも、協力隊とともに地域を盛り上げるファボラー(メンバー)になってみませんか?

 

vol.68 東京藝術大学『藝祭』学生制作作品「御輿」に市長賞を創設しました!

 東京藝術大学の大学祭『藝祭』では、毎年一年生が科や専攻ごとにチームに分かれて御輿を作り、大学から上野公園を練り歩き、さらに賞を競うという伝統行事があります。

 「芸術によるまちづくり」を推進する北茨城市では、岡倉天心や日本美術院とのつながりを持つ東京藝術大学の学生の芸術活動を支援するため、この御輿の賞の一つとして「岡倉天心・北茨城市長賞」を創設しました!

 毎年、藝祭の初日に御輿パレードがあり、それを見て賞を決め、表彰式が行われるということで、平成30年9月7日(金)、市長賞授与のため藝祭に行ってきました!

プロローグ

 少し早めに上野に到着し、上野駅をさまよい歩いていると思わぬ出会いが…!

 たまたま通った「Breakステーションギャラリー」という展示スペースで、「東京藝術大学 藝祭学生展示2018 ふれうれ」なる展示が開催されており、そこに桃源郷芸術祭2018において北茨城市で滞在制作をされた一ノ瀬健太さんの作品が展示されていたのです!

 こちらがその作品。

 01 上野駅ギャラリー一ノ瀬さん作品

 一ノ瀬 健太 『One and Four Ramen Noodles』 2018年 蝋細工、陶器

 「ありふれたものが芸術作品に変容するとき、何が生じてているのか。

 アーティストという聖人が触れた対象は、魔術をかけられ聖遺物となる。

 芸術と非芸術との境界線をこえるとき、その対象は人を魅了しはじめる。

 アートワールドへの侵犯が万人をエクスタシーへと連れ昇天(ゆ)く。」(キャプションより)

 

 本当に偶然の出会いで驚きました。

 因みに、一ノ瀬さんが桃源郷芸術祭2018で滞在制作してくれた作品はこちら。

 03 一之瀬健太 茶の家~海~

 『茶の家〜海〜』

 一ノ瀬さんが描いた龍と七福神の障壁画に、市民の皆さんに北茨城市の魅力を表す誌や俳句、メッセージなどを書き入れていただいたもの。

 桃源郷芸術祭2018の中でも一際大きくインパクトのある作品でしたので、覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

 そして、いよいよ御輿アピール(東京藝術大学から上野公園をパレードしてきた御輿が、各賞を目指してのアピールを行います!)の行われる上野公園竹の台広場へ移動。

 すると、そこでまた嬉しい出会いが!

 なんと、先程作品を見てきた一ノ瀬さん本人が本部テントにいらしたのです!

 (都築さんから一ノ瀬さんが本部にいるとは聞いていましたが、まさか行ってすぐに会えるとは思っていませんでした^^;)

 半年ぶりの再会に、市長も一ノ瀬さんも感慨深い様子でした。

 04 市長&一ノ瀬さん

 市長も珍しくピースサインです☆

 

 御輿アピールの始まる30分くらい前に会場入りしたのですが、既にパレードしてきた各チームの御輿も置いてありましたし、東京藝術大学伝統のサンバ部の演奏も行われており、飽きることがありませんでした。

 因みに、都築さんは学生時代、サンバ部に所属してサンバを踊っていたそうです!

 都築さんの後に踊る人がいないと言っていたので、それでサンバ部は大丈夫なのかと聞いてみたところ、藝大サンバ部のメインは楽器なんだとか。踊り手がいると華がある、という感じらしいです。

 そして、ここでまた出会いが!

 一ノ瀬さんと同じく、桃源郷芸術祭2018で滞在制作をされた三宅世梨菜さんが、サンバの太鼓を打ち鳴らしていたのです!

 05 三宅世梨菜さん(サンバ)

 ピンクの帽子を被り、黄緑のTシャツを着ているのが三宅さんです☆

 三宅さんがサンバ部であること、そしてこの日のサンバに参加することは都築さんから聞いていましたが、一ノ瀬さんの時と同じく、こんなにすぐに会えるとは思っていなかったですし、太鼓を鳴らしながらもこちらに気づいて視線をくれて、感激しきりでした!

 

 因みに、三宅さんが桃源郷芸術祭2018で滞在制作してくれた作品はこちら。

 06 三宅世梨菜 立

 『立』

 二ッ島を圧倒的な筆致で描いてくれたこの作品。天心記念五浦美術館会場に入ってすぐのところに展示されていたので、これまた記憶されている方も多いのではないでしょうか。

 

 三宅さんも本部テントに来てくれて、市長と挨拶を交わしたのですが、すみません!筆者が写真を撮り忘れました…。貴重な2ショットを逃し、残念です…。

 

 その後、東京藝術大学の澤 和樹(さわ かずき)学長が挨拶にいらしてくださいました。

 07 市長・学長挨拶

 澤学長は、東京藝術大学大学院でヴァイリンを修了されたヴァイオリニストで、芸術を愛する者同士、お話が弾んでいるように見受けられました。

 

御輿アピール

 12時、いよいよ各賞受賞を目指して、各チームが御輿のアピールを行います!

 08 竹の台広場の様子

 会場となる竹の台広場には、多くのお客さんが。(市長曰く、5,000人はいたのではないかと。)

 大学の敷地を越え、上野公園内も会場としてしまうなど、一つの大学の大学祭とは思えない規模で、大学祭というよりは「芸術祭」のような雰囲気でした。

 

 御輿は、昨年度まで8チーム、8基だったそうなのですが、今年からチーム編成が代わり、4基の御輿となりました。

 チーム分けは、

 1 日本画・工芸/邦楽・楽理

 2 油画・建築/声楽・指揮・打楽器・オルガン・古楽

 3 デザイン・芸術学/作曲・弦楽

 4 彫刻・先端芸術表現/管楽器・音楽環境創造・ピアノ

 の4チーム。

 

 4基の御輿に対し、賞は以下の10個が用意されていました。

 ○上野商店街連合会賞(大賞)

 ○上野六丁目商店街連合会賞(六丁目賞)

 ○上野仲通商店街進行組合賞(上中賞)

 ○アメ横・仲町通り賞(アメ仲賞)

 ○神田明神賞

 ○さくらパンダ賞

 ○上野文化の杜賞(奨励賞・ユニーク賞・敢闘賞・大賞)

 ○マケット賞

 ○岡倉天心・北茨城市長賞

 ○学長賞

 つまり、1つの御輿がいくつもの賞を受賞したりもするんです!

 

 1つでも多くの賞の受賞を目指して、まずは日本画・工芸/邦楽・楽理から御輿アピール開始!

 09 烏天狗 10 烏天狗パフォーマンス

 「白龍と対峙するは、我らを支えし烏天狗。 祭囃子に誘われ、今上野の地に降り立つ。」(藝祭2018ホームページより)

 和の雰囲気の音楽に乗せて、御輿と踊り手さんたちが登場。御輿を担ぐ傍らで、音楽に合わせてダンスが披露されます。

 ただ御輿を渡御するだけでなく、こんなパフォーマンスもあるのかと驚きでした!

 

 続いて、油画・建築/声楽・指揮・打楽器・オルガン・古楽の御輿が登場!

 11 象 12 象パフォーマンス

 「かわいそうなぞうが 今ふたたび上野に花を咲かせる」(藝祭2018ホームページより)

 こちらはインドチックな音楽に乗せたパフォーマンスが行われました。

 最後は、インド映画のボリウッドダンスを彷彿とさせる激しい音楽とダンス!

 御輿はもちろん、パフォーマンスのクオリティーの高さに脱帽でした☆

 

 続いては、デザイン・芸術学/作曲・弦楽の御輿が登場!

 13 マッドサイエンティスト 14 マッドサイエンティストパフォーマンス

 「”それ”が誕生した。」(藝祭2018ホームページより)

 これまでの雰囲気とは一転、おどろおどろしい音楽が流れ、ゾンビメイクのような出で立ちの踊りてさんたちが登場。

 コンセプトとしては、死んだ妻を生き返らせようとしたマッドサイエンティストがモンスターを生み出してしまったというものらしく、なるほど、音楽も雰囲気もそういったものでした!

 

 最後は、彫刻・先端芸術表現/管楽器・音楽環境創造・ピアノの御輿が登場!

 15 アヌビス 16 アヌビスパフォーマンス

 「燃え盛る太陽の下裸足で上野を踊り、回っていたら知らぬ間にアヌビスがやってきて、危うくミイラにされるところだったよ。 不思議な夢を観たもんだ。」(藝祭2018ホームページより)

 エジプトの神様の御輿だからか、エキゾチックな音楽が流れ、踊りも静かな雰囲気で、まさに神様の渡御といった感じでした。

 

 以上で4基の御輿のアピールが終了!

 ここから各賞の授与者が、賞を与える御輿を選定。

 周りから漏れ聞こえてくる声を聞くと、御輿が8基から4基に減り、御輿そのもののクオリティーも上がっているし、パフォーマンスも素晴らしいものになっているとか。

 (昨年までは、御輿で渡御するくらいで、御輿の周りで踊ったりするパフォーマンスはなかったそうです。)

 岡倉天心・北茨城市長賞をどの御輿に与えるか…市長も悩んでいるご様子でした。

 同行していた4人からの意見も踏まえ、ようやく決定!

 さて、どの御輿に決まったのかは、この後のお楽しみに☆

 

 皆さんが賞の選定をしている間に、藝祭実行委員長の挨拶や各団の法被の紹介が行われました。

 17 法被紹介

 各チーム思い思いのコンセプトを持って、法被をデザイン、手作りされているそうです。

 法被も「法被コレクション」(ハピコレ)として投票があり、藝祭最終日の9月9日に表彰が行われたようです。 

 

 そして学長からのご挨拶が。

 18 学長挨拶

 挨拶にあった「芸術の力」という言葉が印象的でした。

 東日本大震災や熊本地震の時に「芸術の力」について考えた、西日本豪雨や北海道地震があった今、また「芸術の力」について考えようと。

 災害時に、芸術というものは、土木工事や炊き出しなどのように、直接的に人助けをできるものありません。

 でも、少しでも傷ついた心を癒やし、心を豊かにする力があるのではないかと思います。

 これは、まさに市長が仰っていた「心の復興」ではないでしょうか。

 そういう思いがあるので、市長は芸術への思い入れが強いのかもしれません。

 

 学長挨拶の後は、学科・専攻ごと(?)に分かれて綱引きが行われました。

 どうして綱引きなんだろう?と思っていたら、都築さん曰く、以前はケンカ御輿として、御輿同士を戦わせていたそうなのですが、いつしかそれを止め、代わりに綱引きをするようにしたのだとか。

 御輿同士をぶつけ合っていたら、御輿も壊れてしまうし、怪我人も出てしまうからということなのでしょうか。

 でもわざわざ代わりに綱引きを始めたということは、何かしらでは勝負をつけたいのですかね^^;

 

御輿表彰式

 そして、いよいよ御輿表彰式!

 最初にマケット賞が発表され、2番めに「岡倉天心・北茨城市長賞」の発表です!

 市長と都築さんが登壇。市長賞を創設した思いを語ります。

 19 市長賞発表1

 北茨城市が、東京藝術大学の前身である東京美術学校の実質的な初代校長であった岡倉天心が、下野して日本美術院を移した地であること。

 北茨城市が「芸術によるまちづくり」を推進していること、その一環として藝祭の御輿に賞を提供することにしたことなどをお話しされていました。

 そして、いよいよ「岡倉天心・北茨城市長賞」の発表です!

 選ばれたのは…

 

 油画・建築/声楽・指揮・打楽器・オルガン・古楽による象の御輿でした〜!!!

 

 選んだ理由について、市長は「4基とも良くて選ぶのが難しいが、一番わかりやすいのが象。そして、六角堂に似ている『八角堂』が乗っているから」と仰っていました。

 挨拶の中にはありませんでしたが、二ッ島が象に似ていると言われていることも選定理由の一つかもしれません☆

 

 選ばれたチームの代表、油画代表の林果梨さんと建築代表の伊勢巧さんが登壇。

 20 市長賞発表2 21 市長賞発表3

 市長から、藝祭実行委員会が茨城だからということで用意してくれた納豆のオブジェを授与、都築さんからは賞金を授与。

 22 市長賞発表4

 一言を求められた代表からは、「北茨城サイコー!!!」の大絶叫が。市長も満面の笑顔です♪

 

 表彰式終了後、油画・建築/声楽・指揮・打楽器・オルガン・古楽の皆さんと象の御輿の前で記念撮影☆

 23 集合写真

 とってもいい写真になりました☆

 油画・建築/声楽・指揮・打楽器・オルガン・古楽の皆さん、受賞おめでとうございます!

 そして、ありがとうございました〜!!

 

 因みに、全賞の結果はこちら。

 【日本画・工芸/邦楽・楽理 「烏天狗」】

   上野六丁目商店街連合会賞(六丁目賞)

   神田明神賞

   上野文化の杜 敢闘賞

 

 【油画・建築/声楽・指揮・打楽器・オルガン・古楽 「象」】

   上野仲通商店街振興組合賞(上中賞)

   上野文化の杜 大賞

   岡倉天心・北茨城市長賞

   マケット賞

 

 【デザイン・芸術学/作曲・弦楽 「マッドサイエンティスト」】

   上野商店街連合会賞(大賞)

   上野文化の杜 ユニーク賞

   さくらパンダ賞

 

 【彫刻・先端芸術表現/管楽器・音楽環境創造・ピアノ 「アヌビス」】

   アメ横・仲町通り賞(アメ仲賞)

   上野文化の杜 敢闘賞

 

 因みに、学長賞は、学長の粋な計らいにより、御輿パレードを盛り上げてくれたサンバ部に授与されました♪

 御輿や受賞結果の詳細につきましては、藝祭のホームページ・ツイッター・facebookをご覧ください↓

 藝祭2018ホームページ

 藝祭2018公式ツイッター

 藝祭2018facebook

 

受賞者インタビュー

 記念撮影後、受賞された油画・建築/声楽・指揮・打楽器・オルガン・古楽の代表、油画代表の林果梨さんと建築代表の伊勢巧さんにインタビューを行ってきました。

 24 インタビュー

 左が油画代表の林果梨さん、右が建築代表の伊勢巧さんです。

 

 北茨城市を知っていたかと尋ねたところ、伊勢さんからは、「茨城までしか知らなかった」との率直なお言葉が。

 林さんからも「北茨城って、地名としてはどんなことろがあるんですか?」と逆質問されてしまいました^^; 

 「北茨城市」という市であること、岡倉天心が日本美術院をおいた五浦の六角堂があることなどを伝えました。

 

 今回から「岡倉天心・北茨城市長賞」という賞が加わっていたことはご存知だったかと伺ってみたところ、お二人共「はい」とのお答え。

 受賞しての感想を聞くと、伊勢さんは「北茨城市に行かなきゃと思った」、林さんも「同じく。興味が出た」との嬉しいお言葉☆

 ぜひ本当にいらしてください♪

 

 御輿を作る上で、どんな思いでこのデザインで作ろうと思ったのか訪ねてみると、お二人からは口々に「迫力」とか「大きさを武器に、どんどん大きくした」との言葉が聞かれました。

 例年よりだいぶ大きい御輿になったそうで、伊勢さん曰く「幅も高さも、全部規格を破ってしまった」とのこと^^;

 

 芸術によるまちづくりの一環として、「岡倉天心・北茨城市長賞」を受賞した御輿を北茨城市に運搬し、展示することを検討していることを伝えると、これには非常に興味を示され、伊勢さんからは「具体的に詳しく聞きたい」、林さんからは「毎年壊してしまうので、ぜひ残してほしい」とのお言葉が。

 まだ検討段階であり、素材(発泡スチロール)的にあまり長持ちしないと思われることから、展示期間は未定であること、また展示場所も未定であることをお伝えしました。

 今回の御輿4機は、すべて上野文化の杜賞を受賞しており、同賞を受賞した御輿は、来年7月に行われる上野の夏祭りに参加することになるそうなので、北茨城市に運搬するとしても来年7月以降になります。

 それまでに検討を進め、展示が叶った暁にはぜひ北茨城市に見に来て欲しいと伝えると、お二人共「はい」、「ぜひお願いします」と喜んでくれました☆

 実現に向けて頑張りたいと思います!

 

 そして、最後に地域おこし協力隊主催の「桃源郷芸術祭」についてもPR。

 都築さんが、「桃源郷げ術祭2018」では、日本画を中心に、20人ぐらいの藝大生に参加いただいたことを伝え、今度は油画・建築の皆さんもぜひ!と誘っておられました☆

 

 最後に、都築さんと記念撮影☆

 25 都築さん&油画・建築代表.JPG

 油画代表の林さん、建築代表の伊勢さん、インタビューへのご協力ありがとうございました〜!

 本当にぜひ北茨城市にいらしてくださいね☆

東京藝術大学内展示見学

 御輿アピールや御輿表彰式などが行われた上野公園竹の台広場でのミッションを終えた我々は、折角なので東京藝術大学内の展示を見学に。

 筆者、初の東京藝大です!

 藝大には、2つの正門があるそうで、

 26 藝大正門(音楽学部) 27 藝大正門(美術学部)

 左が音楽学部、右が美術学部の正門だそうです。

 

 美術学部の門をくぐると、すぐに日本が第一研究室発表展の案内が!

 28 日本画第一研究室発表展ポスター

 先述の三宅世梨菜さんの作品も展示されているということで、早速見学に。

 

 29 三宅世梨菜さん作品1

 こちらが三宅さんの作品『one-man』(紙本彩色)

 「私はダンスやスポーツなどの動作による身体の機能美に着目しています。

 身体が動く残像のイメージを元に形を作り出し、

 色とのリズムで画中に動きを生み出すねらいです。

 自身の携わってきた踊りや音楽の感覚が絵の色やかたちと共鳴して、

 自身も絵の中で動と静を楽しんでいます。」(キャプションより)

 

 この絵が飾られていた「陳列館」という建物と隣接する「正木記念館」という建物にも展示があるということで行ってみると、2階の和室に展示が!

 31 正木記念館展示

 こんな展示の方法もあるのだなぁと感動しました。

 そして、ここにも三宅さんの作品が!

 32 三宅世梨菜さん作品2

 『象 weather』(紙本彩色、水干絵の具、胡粉)

 

 桃源郷芸術祭2018に出品いただいた『立』と同様、力強さを感じる作品でした。

 部屋の中での展示の光景はこんな感じです。

 34 三宅世梨菜さん作品2展示光景

 本当に趣の展示でした☆

 

 正木記念館を出て歩いていると、模擬店の立ち並ぶ通路に。

 そこで、作品を見てきたばかりの三宅さんに会えました!

 35 三宅世梨菜さんサンバ部模擬店1

 こちらがサンバ部の模擬店だそうです。

 ここのカンジャ(ブラジル風鶏雑炊)が絶品だと都築さんが教えてくれたのですが、残念ながら食べる時間はありませんでした…。

 

 その後、都築さんの案内で藝大の六角堂を拝見。

 37 藝大六角堂1

 中には岡倉天心像が。

 38 藝大六角堂2

 やはり藝大にとって縁の深い偉大な方なのですね。

 

 この後、油画の展示や都築さんの古巣である建築科の展示などを見て帰路に着くことに。

 帰る際にサンバ部の模擬店の前を通ると、三宅さんが太鼓を鳴らしていました♪

 36 三宅世梨菜さんサンバ部模擬店2

 サンバの音色に送られ、藝大を後にしました。

 

 初めて見る藝祭は、本当に驚くような規模、迫力でした!

 皆さんも機会がありましたらぜひ足を運んでみてください♪

 

 一ノ瀬さんも三宅さんも、また北茨城市に来たいと仰ってくださいました☆

 藝大生の皆さん!これを機に北茨城市に興味を持っていただけたら幸いです♪

 北茨城市では、アーティストを地域おこし協力隊として委嘱したり、活動場所や作品の展示・販売場所の確保に努めるなど、芸術家の支援に取り組んでいます!

 いつの日か、北茨城市で一緒に「芸術によるまちづくり」に取り組んでいただけたら嬉しいです☆

 まずは、ぜひ一度北茨城市にお越しください〜♪

 

 これまでの地域おこし協力隊の活動もぜひご覧ください☆

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