地域おこし協力隊通信 vol.56 アートモニターツアーを開催しました!

公開日 2018年06月27日

地域おこし協力隊 〜富士ケ丘Favoratory(フジガオカ・ファボラトリー)〜

 富士ケ丘から自然や文化など、土地の”FAVORITE(お気に入り)”を見つけて、そこから作品を作り、発信していく"LABORATORY(実験室)”という思いを込めて、地域おこし協力隊と、協力隊とともに地域を盛り上げてくれる人々のチームを「富士ケ丘Favoratory」(フジガオカ・ファボラトリー)と名付けました。あなたも、協力隊とともに地域を盛り上げるファボラー(メンバー)になってみませんか?

 

vol.56 アートモニターツアーを開催しました!

 桃源郷芸術祭2018の開催報告と同じく、大変遅くなってしまいましたが、芸術祭期間中に開催しましたアートモニターツアーにつきましてご報告いたします!

 東京・埼玉近郊の15人の学生さんにご参加いただき、桃源郷芸術祭を楽しんでいただくとともに、市が取り組む芸術によるまちづくり、市の芸術に関する歴史、市の魅力そのものを感じてもらうことができました☆

 

漁業歴史資料館

 こちらは、芸術祭の会場ではありませんでしたが、市の漁業の歴史を学んでいただくため立ち寄っていただきました。

 01 よう・そろー見学

 皆さん、館長からの丁寧な説明に聞き入っています。

 特に、7年が経った東日本大震災での被害の話には真剣に聞き入っていました。

 そして、併設の市場食堂で昼食。北茨城市ならではの海鮮を堪能していただきました♪

 

茨城県天心記念五浦美術館

 続いて向かったのは、芸術祭のメイン会場、茨城県天心記念五浦美術館です。

 02 美術館見学

 皆さん、真剣に作品を鑑賞。なんと、メモを取りながら鑑賞されている方も!さすがは芸術を学ぶ学生さんです☆

 ここで地域おこし協力隊の都築響子さんと合流したため、都築さんに色々と質問をされている方もいらっしゃいました。

 

茨城大学五浦美術文化研究所(六角堂・天心邸)

 続いては、茨城大学五浦美術文化研究所(六角堂・天心邸)です。

 03 六角堂見学

 北茨城市を代表する風光明媚な絶景に、皆さん見入っていらっしゃいました。

 また来たいと言ってくれる方々も。なんとも嬉しいお言葉です☆

 

五浦観光ホテル本館

 続いては、五浦天心焼き研究会による陶芸作品、鈴木鈴さんによる根付彫刻の展示・販売が行われていた五浦観光ホテル本館を見学。

 04 五浦観光ホテル見学

 これまでの展示箇所とは違い、実際に作品を手に取れるので、作品を手に取り、会話が生まれながらの鑑賞となりました♪

 

大津港駅前案内所

 続いては、芸術祭のインフォメーション、お土産品やグッズ販売所、スタンプラリーのゴールとなった大津港駅前案内所。

 05 大津港駅前案内所見学

 スタンプラリーをゴールし、景品と交換する方も☆

 そして、実際に作家さんの作品やお土産品を購入されている方もいらっしゃいました。

 

ガラス工房シリカ・マウントあかね

 続いては、宿泊先であるマウントあかねに隣接するガラス工房シリカへ。

 06 ガラス工房シリカ見学

 皆さん、美しいガラスの作品群に感動されていました。

 そして、売店ではガラス製品を購入される方も。

 

 1日目の行程はここで終了となり、宿泊するマウントあかねへ。

 夕食の時間は、地域おこし協力隊の石渡夫妻、都築さんも合流して交流会♪

 07 協力隊との交流

 都築さんが、北茨城市の紹介や、市が取り組む芸術によるまちづくりについてプレゼン。

 その後は、石渡夫妻も都築さんも学生さんたちの間に入り、自由に懇談。

 皆さん、石渡夫妻や都築さんの経験談などを興味深く聞かれていました。

 これで、市が取り組む芸術によるまちづくりに興味を持って、大学卒業後に北茨城市に来てアート活動に取り組んでくれたら嬉しいです♪

 

ARIGATEE

 2日目は、ARIGATEEからスタート。

 08 ARIGATEE見学

 前夜の交流会で親交を深めた石渡夫妻からARIGATEEの改修過程やご自身の芸術観について語っていただきました。

 皆さん、ARIGATEEの改修の様子や、屋内に展示された石渡夫妻の作品、古民具等に興味津々の様子でした。

 

生涯学習センター分館「芸術の広場 期待場」(旧富士ケ丘小学校)

 北茨城市が推進する「芸術によるまちづくり」の拠点施設。

 当時は、まだ改修工事中だったため車窓から見学しました。

 期待場

 廃校となった旧富士ケ丘小学校を活用し、1階はシェアオフィス、2・3階を貸しアトリエとして整備していることを説明しました。

 北茨城市出身のアーティスト石井達也さんが命名してくれた「期待場」の文字を写真に収めている学生さんもいらっしゃいました。

 いつの日か期待場のアトリエを借りにまた北茨城市にいらしてください♪

 

 アトリエを借りたい!という方はコチラをご覧ください↓

 北茨城市生涯学習センター

 

野口雨情記念館 北茨城市歴史民俗資料館

 続いては、磯原に移動して野口雨情記念館 北茨城市歴史民俗資料館へ。

 北茨城市が誇る三大童謡詩人の一人 野口雨情の作品や書、著作等に触れていただくとともに、北茨城市の歴史を学んでいただきました。

 09 歴史民俗資料館見学

 なお、こちらの施設は現在改修工事中で、来年4月からリニューアルオープンの予定です。

 

野口雨情生家・資料館

 続いては、こちらも芸術祭の会場ではありませんでしたが、野口雨情生家へ。

 10 雨情生家見学

 野口雨情のお孫さんに当たる野口不二子さんからお話を聞き、その巧みな話術に、学生さんからは時折笑い声が起きておりました。

 

 以上で2日間にわたる見学場所は終了。

 最後は、県北臨海3市のブランド牛「雨情の里牛」を使ったハンバーグやステーキ、ローストビーフなどを提供している「ぎゅうぎゅうきっちん」にて昼食。

 1日目に海鮮を楽しんでいただいた分、二日目は当地自慢のお肉を味わっていただきました☆

 皆さん大満足で帰路に着かれました。

 

 ツアー後いただいたアンケートの回答では、概ね好評なご意見をいただけたものの、芸術祭の盛り上がりが市の中の一部の地域に留まっていた、周知が足りていない気がした、などの意見もいただきました。

 そうしたご意見は、次回の芸術祭に活かしてまいりたいと思います!

 

 そして、後日、嬉しいことが起こりました!

 なんと、アートモニターツアーに参加された法政大学の学生さんが、非常に北茨城市に興味を持ち、「自分も北茨城市の芸術によるまちづくりや桃源郷芸術祭に関われないか」ということで、アートモニターツアーを催行し、当日アテンドもしてくれたJTBの担当者の方に連絡。その方のご協力もあり、アートモニターツアーには参加されなかった同級生等も一緒に、再度北茨城市を訪ねてくれました!

 

番外編 北茨城市再訪!

 去る6月16日、法政大学の学生さん3名とJTBの担当者の方が北茨城市に来てくださいました。

 地域おこし協力隊の都築さんと、期待場のシェアオフィスに入居している陶芸家市川佳依さんがアテンドし、桃源郷芸術祭の会場となった場所を中心に北茨城市を散策。

 まずはARIGATEEへ。

 11 ARIGATEE再訪 12 石言葉

 石渡さんからのお話を興味深く聞いていらっしゃいます。外では、芸術祭期間中から置かれていた石言葉を試す学生さんも。

 好きな石を選んで持ち上げると、その下にメッセージがあるというもの。さて、彼が引いた石言葉はどんなものだったのでしょうか。

 

 続いては、生涯学習センター分館「芸術の広場 期待場」(旧富士ケ丘小学校)へ。

 アートモニターツアー時には改修工事中で立ち寄れなかった校舎内と体育館を改修したギャラリーを見学。

 13 旧富士ケ丘校舎見学 14 ギャラリー期待場見学

 皆さん写真を撮ったり、実際にアトリエに入居して活動をしている都築さんや、シェアオフィスに入居して陶芸設備を使用している市川さんに質問したりしていました。

 

 続いてはマウントあかねとガラス工房シリカへ。

 15 マウントあかね見学

 残念ながらガラス工房シリカを見学している写真はありませんが、マウントあかねからの見事な眺望を楽しまれている様子がうかがえます。

 

 その後は、市場食堂に移動して昼食(アートモニターツアーと同様ですね)。

 そして漁業歴史資料館を見学し、大津港周辺を散策。

 (この辺り写真がなくて申し訳ございません。)

 

 それから六角堂へ。

 16 六角堂見学

 六角堂へと至る道は、緑が多くて気持ちの良いものです。

 そして六角堂に至れば、そこには視界いっぱいの海が広がる絶景です。

 

 その後は、茨城県天心記念五浦美術館へ。

 17 美術館見学

 ロビーで都築さんと話し込む姿が見られます。

 何か芸術祭や芸術によるまちづくりに関するアイディアが浮かんで、それを話しているのでしょうか。

 

 最後は、平潟漁港周辺を散策。

 18 平潟漁港散策

 こちらも人が写っておらず申し訳ございません。

 美術館やガラス工房シリカなどの展示施設ばかりでなく、漁港などの町の姿も見ていただくことで、何かインスピレーションにつながるものはあったでしょうか。

 

 こうして北茨城市を体感することで、ますます芸術祭や芸術によるまちづくりに関わりたいという気持ちが強くなってくれていたら嬉しいです♪

 何より、モニターツアーという形で北茨城市を訪れた方が、北茨城市に興味を持って、再度北茨城市に来てくれたということが嬉しいです☆

 またぜひ北茨城市にいらしてくださいね!

 他の参加者さんも、「私ももう一度北茨城市に行ってみたい!」という方は是非ご連絡ください♪

 そして、今年度もまたアートモニターツアーを開催する予定ですので、一度参加されたことがある方も、初めての方も奮ってご応募ください!

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企画政策課
TEL:0293-43-1111