きたいばらき男女共同参画プランのあらまし

2012年4月24日

基本的な考え方(総論、基本構想)

憲法では、「性別により差別されない。」とか、「婚姻は、両性の合意で、夫婦が同等の権利を有する。」とされていますが、「男は仕事、女は家庭」という性別役割分担意識は依然根強く残っています。男女を問わず、「わたしらしく生きる」ことができる魅力ある社会「男女共同参画社会」をつくっていくために、「きたいばらき男女共同参画プラン」は策定されました。

計画がめざすもの(基本理念と目標)

計画を推進していくうえで、私たちがいつも念頭に置きたい考え方は、他人を尊重し、自分も尊重され、「わたしらしく生きる」ことで人が活き活きと輝くまちづくりです。

このような考え方から、この計画の基本的な考え方(基本理念)を

『わたしが輝く男女共同参画社会を実現します―

―そのためにも、あなたを尊重します。』

としました。

そのうえで、憲法と男女共同参画社会基本法の基本理念を活かし、女性と男性とが共に歩むまちづくりを進めるために、5つの基本目標を定めました。

  • 基本目標1男女平等意識を持ちましょう【男女平等意識の確立】
  • 基本目標2一人ひとりがあらゆる分野へ参画しましょう【男女共同参画の促進】
  • 基本目標3健やかに安らかに暮らしましょう【健康づくりの促進と福祉の充実】
  • 基本目標4個性と能力を活かし協働しましょう【仕事と家庭の両立への支援】
  • 基本目標5同じ地球に生きる人として考えましょう【国際理解】

計画の実施(性格と期間)

平成13年に設置された女性行動計画委員会で男女共同参画の施策を整理し、市民アンケート、市の事務事業の調査等をもとに、計画を総合的に検討してきました。

これらを基に、関連する諸計画と連携を図りながら推進していくための指針としてこの計画が定められました。

さらに、基本理念や目標は平成15年度から平成24年度まで10年、具体的施策は平成19年度までの5年の中で実施し、必要に応じて見直します。

基本目標1男女平等意識を持ちましょう【男女平等意識の確立】

市民アンケートでは、男女は平等かとの問いに対し、社会通念などをみると平等でないという意見が多くなっています。また、子どもの生き方や受けさせるべき教育水準については親の希望が男女に対して異なるなど、個々人の意識としては、まだまだ男女平等意識が十分とはいえません。

これらの原因としては、長い間、当然かのように思われていた社会通念やしきたり、家庭、学校、社会での性別による行動などが考えられます。

これからは、社会通念やしきたりを合理的に見直し、性別にとらわれることなく生きられる社会が求められています。

市としては、問題点、先進的な事例、法制度などの情報を提供し、同時に、学校教育や生涯学習等を通じて、男女平等について考える機会を提供するなど、意識づくりの支援を行っていきます。

基本目標2一人ひとりがあらゆる分野へ参画しましょう【男女共同参画の促進】

市民アンケートで、「男は仕事、女は家庭」という考え方に対し、多くの人は否定的でした。

家庭では、性別役割分担を不満としながら、役割を担ってしまう女性が多く、女性の不満や苦労が男性には理解されず、分担意識が地域社会へ反映する傾向にあります。

社会活動は、「女性が政治に積極的に参加することはよいこと」という意見が多く、女性が政治や経済、または国際的に活躍する姿を見て、頼もしく感じるものの、市の審議会などへの女性の登用率はまだ低く、伝統的に男性社会であるとか女性への家事・育児負担が多いことが理由としてあげられています。

アンケートでは、男女平等な社会の実現に重要なのは、(1)「男性の理解・協力」(2)「女性の自覚と責任、知識・能力を高める」(3)「慣習の見直し」が多くありました。

家庭、地域社会において男女が共に参画するために、男女の理解、協力、自覚を促していきます。また、審議会等への女性登用基準を設けるなど、女性が参画する機会を増やします。

基本目標3健やかに安らかに暮らしましょう【健康づくりの促進と福祉の充実】

市民アンケートでは、男女ともに約40%が自分の健康を老後の不安にあげています。男女共同参画社会の実現に向けての市への期待で、「介護・高齢福祉施策の充実」や「保育・子育て環境の充実」が上位を占めています。

健康に暮らせることは、誰にとっても基本であり、何ものにも代えがたいものです。また、「女性の生涯にわたる健康」と表現できるリプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する意識の啓発、自らの命や身体を大切にする心を育てることも大切なことです。

自ら健康をつくるという意識を促し、女性や男性、子ども、高齢者、障害者が安心して暮らせるよう、それぞれに合った健康づくりを支援し、定期検診の受診率向上のための施策を進めます。

病気以外にも人の心や健康を脅かすものがあります。親密な相手からの肉体的、精神的な暴力がその一つで、ドメスティック・バイオレンス(DV)です。

そのため市としては、暴力を許さない環境づくりに、関係機関と連携した被害者救済の体制づくりを進めていきます。

基本目標4個性と能力を活かし協働しましょう【仕事と家庭の両立への支援】

市民アンケートで、女性の離職は、結婚、出産、育児が多く、女性の就業継続を困難にする原因として多くの女性が仕事と家庭の両立をあげています。また、働きやすい職場にするために、男性は能力に応じた部署への配置が必要と考え、女性は育児・介護制度の充実が必要と考えています。

家事は女性と考える男性が多く、子育ても、子どもが小さいうちは、母親の愛情だけが不可欠と考える人が多く、女性が仕事を続けるための制度も、利用するための体制が未整備なことや、雇用者側の理解不十分もあります。

そのため、仕事と家庭を両立する制度を企業へ周知し、働く男女への啓発に努めます。

農業・漁業の分野では、女性農業士、女性漁業士の育成などに努め、男女がともにつくる農山漁村を支援します。

商工業等の自営業では、女性労働の適正な評価と社会保障の充実を目指します。

基本目標5同じ地球に生きる人として考えましょう【国際理解】

男女共同参画社会基本法第7条では、「男女共同参画社会の形成の促進が国際社会における取組と密接な関係を有していることにかんがみ、男女共同参画社会の形成は、国際的協調の下に行われなければならない。」とされています。

北茨城市は、国際親善友好都市ニュージーランド・ワイロアと市民間交流を深めています。

また、外国人登録人口が10年前の約1.5倍に増え、同じ地域に生活する一員としてお互いを理解することがさらに重要になってきました。

国際化の進展が著しい中、諸外国の慣習や法制度に関する理解も必要になります。さらには、国際社会に目を向けることで別の視点から考え、国内や地域の問題を見直すことにつながります。

市としては、男女共同参画に関する国際的な情報の収集や提供を行うなど国際交流と国際理解に努めます。

お問い合わせ

まちづくり協働課
協働推進係(内線:192)
電話:0293-43-1111